つなごう医療 中日メディカルサイト

遊びを通し病気の子の不安緩和 静岡で「専門職」学ぶ催し

(2018年2月11日) 【中日新聞】【朝刊】【静岡】 この記事を印刷する

「入院生活すごろく」など作製

画像絵の具を混ぜたシャボン玉液を使った遊びを楽しむ参加者ら=静岡市駿河区の県立大短期大学部で

 小児患者に寄り添い、治療への不安や緊張を和らげるホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)について学ぶ催しが10日、静岡市駿河区の県立大短期大学部であった。HPSに関心のある医療関係者ら160人が参加し、実例を学んだ。 (松野穂波)

 HPSは、遊びを通して子どもたちが病気を理解する手助けをし、治療への不安を軽減する医療専門職。日本では同大短期大学部の松平千佳准教授(52)がイギリスから取り入れ、2007年に養成講座を始めた。現在は年間200時間以上の講座を受けた医師や看護師、歯科衛生士ら170人が全国で活躍する。

 催しでは現役のHPSらが講師を務め、小児患者に人気の遊びを紹介。血液採取や家族からの差し入れなど入院から退院までの出来事を書き込むすごろく作りや、絵の具を混ぜたシャボン玉液をぶくぶくと泡立たせて紙に写し取る遊びなどを体験した。

 松平准教授は「医療が高度化し、放射線治療など体への負担が大きい治療も増えている。子どもたちを支えるHPSがもっと増えてほしい」と役割の重要性を語った。

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人