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〈中日病院だより〉(83) 尿酸値、高くない?(上) 心臓や血管にも悪影響

(2018年2月13日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
高尿酸血症のリスク

 血圧、血糖値、コレステロール。健診の数値でこの3つを気にする人は多いですよね。でも4つ目に注意してほしいのが尿酸値。尿酸値が高いと痛風の発症につながることは有名ですが、それだけではないんですよ。

 まず、血液検査で尿酸値が7ミリグラム/デシリットル以上の人が「高尿酸血症」とされます。中高年の働き盛りの男性に多く、男性は4、5人に1人が患っているというデータもあります。

 このうち、10人に1人が痛風になります。日本では約100万人と結構多い病気です。尿酸値が9ミリグラム/デシリットルを超えると6割以上が痛風を発症します。高い数値が続くことが危険で、7ミリグラム/デシリットルの人も5年続けば発症リスクになります。痛風ともなれば、足の親指の付け根に激痛が出たりしますが、尿酸値が高いだけでは症状がなく、放置されがちです。

 しかし、高い尿酸値はボディーブローのように体の酸化を進めて、心臓や血管に悪影響を与え、心筋梗塞や狭心症、不整脈、高血圧、腎不全のリスクを高めます。痛風にならなければいい、というわけではなく、原因も飲み過ぎだけではありません。 (竹中真規循環器内科医師・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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