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検査嫌がる息子に、医師が「出て行け」

ホンネ外来

(2018年2月13日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 自閉症スペクトラム障害の息子(小学3年)は感覚が過敏なところがあります。先日、高熱が出たためインフルエンザを疑い、近所の小児科を受診しました。医師が「検査をしないと」と話すと、息子は長い綿棒のようなもので鼻の奥をこすった過去の記憶がよみがえり、うずくまって必死に抵抗しました。

 看護師さんと私で落ち着かせようとしていると、医師は急に怒って「なんやおまえは。出て行け」と言いました。私は驚いて言葉が出ず、息子を別の部屋へ移すだけで精いっぱいでした。看護師さんの機転でティッシュにラップを重ねて鼻をかみ、検査をすると結果は出ました。

 息子に障害があることを私は先に言わなくてはいけなかったのでしょうか。障害は診断されたばかりで本人にも告げておらず、診察室で言うのをためらったのです。ただ、子どもが処置を嫌がることは障害の有無にかかわらず起こることだと思います。学級閉鎖も伝えていましたし、症状と状況から診断する方法もあったのではないでしょうか。 (岐阜県=女性・49歳)

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