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花粉症抑える免疫療法

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(2018年2月13日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 花粉症治療には、主に2つの方法があります。対症療法といわれるのは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりという症状を改善するために薬を飲む方法です。一方、原因物質(アレルゲン)に対して、体質改善を図るアレルゲン免疫療法は根本治療です。前回、紹介した初期療法は早めに花粉症の治療薬の内服を始めるので、対症療法の1つです。

 アレルゲン免疫療法は、アレルゲンを少量から投与することで、体を慣らし、長期にわたって症状をおさえたり、症状を和らげたりできます。皮下免疫療法と舌下免疫療法があります。

 最近は舌下免疫療法が注目されています。スギ花粉症か、ダニアレルギー性鼻炎と診断された12歳以上の患者を対象に、アレルゲンのエキスを用いて治療します。

 根本的な体質改善が期待できますし、症状が完全によくならない場合でも、症状が和らげば、アレルギー治療薬の減量につながることもあります。副作用がありますので、自分に合う治療法を主治医と相談しましょう。

 もちろん、日常的にアレルゲンを回避することも、症状の改善に有効です。アレルゲンが目や鼻や皮膚に触れる機会を減らすため、部屋や寝具をこまめに掃除したり、ペットの室内飼育を避けたりすることなどで対策できます。(産婦人科医 伊藤加奈子)

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