つなごう医療 中日メディカルサイト

知っておきたい病診連携

 私たちが病気にかかったとき、それが簡単に治るものなのか、重大な問題なのかを適切に判断することは難しいものです。でも、すべての病気で、大きな病院にかかって、高度な検査を受けていては、国民医療費は大変な額になってしまいます。高齢社会の中で、より効率よく医療を利用し、それが患者さん自身のプラスになるようにしていくために、「病院」と「診療所」が協力して、よい医療を提供していくことが大切です。その取り組みを「病診連携」と言います。

 診療所の医師は、入院が必要な人、高度な検査が必要な人を病院に紹介します。病院は、患者さんが退院する際などに、診療所の信頼できる医師を紹介します。「病診連携」だけでなく、病院間の「病病連携」や、診療所間の「診診連携」が重要になる場合もあります。

 そのためには、個々の医師が患者さんを抱え込まず、適切な診断をして、役割分担をしていくことが重要になります。中には、病院が診療所の医師のために勉強会を開くなどして、診断技術の向上や「顔の見える関係づくり」を心がけている地域もあります。

 患者の協力も欠かせません。一人ひとりが信頼できるかかりつけ医を持つことで、地域の病診連携が進んでいきます。

  ※ベッド数20床以上の医療機関を「病院」、19床以下のものを「診療所」と呼びます(医療法の規定)。診療所の大半は、ベッドのない無床診療所です。

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人