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第74回日本癌学会から市民のみなさまへ 今秋10月、名古屋で日本癌学会学術総会を開催します。

“つなぐ”がん研究がはじまります!

直江知樹先生 第74回日本癌学会学術総会 会長 名古屋医療センター院長
医学博士 名古屋大学医学部卒業後、名古屋第一赤十字病院で研修、名古屋大学医学部附属病院医員、同分院内科助教授、難治感染症部教授、名古屋大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学教授を経て、2013年より現職。

 「がんを研究し、がんを制圧したい」という思いが、私たちがん研究者の原点であり目標です。がん研究は飛躍的な進化を遂げ、遺伝子レベルにまで、がんのメカニズムが解き明かされつつあります。

 しかし、一方で「どうして私ががんになったのか」という患者さんの切実な疑問に、納得してもらえる説明はできません。個の問題はあくまで確率でしか語れないからです。「どのように」というがん研究が進化するほど、「どうして」という患者さんとの間に大きな隔たりができてしまったように思います。

 これからのがん研究は、がんにかかわる人たちすべてとつながることで、がん研究者としての立ち位置を再確認し、本当に必要ながん研究とは何か改めて問い直すことが必要なのではないか。そんな思いから、市民の皆さんに、がん研究に関する疑問をお寄せいただきたいと思います。これに基づき、学会3日目に予定しているのが市民参加特別シンポジウムです。パネルディスカッションでは、市民の皆さんの声を代弁するパネラーにも参加いただき、寄せられた質問に対して議論したいと考えます。がん研究者と市民をつなぐこの催しが、患者さんの「どうして」に答える第一歩となり、患者さんにつながるがん研究への展望となることを切望します。

2015年6月21日 中日新聞朝刊掲載

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第74回日本癌学会学術総会は終了しました。ご参加ありがとうございました。
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