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生活習慣病を予防しよう!「この頃、ちょっと食べ過ぎかな?」と、油断していると、すぐに増えてしまうのが内臓脂肪。最近、服のお腹まわりがきつくなっていませんか?内臓脂肪は高血糖や高血圧、脂肪異常などの生活習慣病のリスクを高めます。東京女子医科大学の岩本安彦教授に、糖尿病を中心とした生活習慣病とメタボリックシンドロームについてお話を伺いました。年度が変わり、新しい生活が始まる春に向けて、健康管理も本腰を入れてスタートしませんか?

高血圧症・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病やメタボリックシンドロームに注意しましょう。

心臓病や脳卒中の原因となる動脈硬化を加速させる生活習慣病

 生活習慣病とは、食事や喫煙、運動などの生活習慣が原因で発症する病気の総称です。中でも高血圧、脂質異常症、糖尿病は、心臓病や脳卒中などの脳血管疾患の原因となる動脈硬化につながりやすく、特に注意が喚起されています。東京女子医科大学の岩本安彦教授は「早期発見・早期治療が重要なのですが、初期の段階では痛みなどの自覚症状がないのが生活習慣病の怖いところ。症状が出たときには、かなり病状が進んでいることが多い」と説明します。

 「川にたとえると、高血圧や高血糖、脂質異常は下流。その上流には肥満、特にお腹の周囲につく内臓脂肪型肥満があります。この内臓脂肪がたまらないうちに手を打っておきたい。まずは、自分の現状を知ることが大切です」(岩本教授)。

 検診などの検査データを見るとき、目安にしたいのが「メタボリックシンドローム」の診断基準。各疾病の診断基準より数値設定が厳しいため、“予備群”の段階で異常を発見できます。また、腹囲を測る習慣を身につければ、内臓脂肪のたまり具合にも注意を向けやすくなるでしょう。

メタボリックシンドロームの概念メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリックシンドロームを防ぐ生活習慣

 メタボリックシンドロームや生活習慣病を防ぐ心得として、よく使われるのが「一無、二少、三多」という言葉です。「一無」とは「たばこを吸わないこと」、「二少」は「食事とお酒の量を減らすこと」、「三多」は「運動量、睡眠などの休息、趣味などによる人とのコミュニケーションを増やすこと」だといわれています。

 「最も効果を実感しやすいのが“少食”。つまり、食べる量を減らすことです。食べ始める前に残す量を決めてしまう。特に脂っこい食品を減らせれば効果が上がりやすいですね。また、野菜などの食物繊維を多く含む食材をたっぷりとれば、満足感が得やすく、食後の血糖値が急上昇しにくくなります」(岩本教授)。

 ウオーキングなどの運動で消費カロリーを増やすのも効果的。無理のないペースで「続けること」が重要です。

生活習慣病を放置していると糖尿病になる可能性が高まります。

予備軍も含め、患者数が急増する糖尿病

 生活習慣病の中でも注目したいのが糖尿病です。2007年の国民健康・栄養調査によると、糖尿病の患者数は予備群まで含めると2210万人。1997年のデータ1370万人と比べると、わずか10年で840万人も増えていることがわかります。その原因の一つと考えられているのが、高脂肪・高カロリー化した食生活。また、運動不足になりがちな社会環境も一因だと考えられています。「最近は発症の低年齢化も目立ちます。糖尿病は40歳ぐらいから増え始め、60歳ぐらいで患者数がピークとなりますが、最近は30代以下で発症する人も多くなってきました。『まだ若いから』と、治療を始めるのが遅くなると、コントロールが難しくなるので注意が必要です」(岩本教授)。

進行すると怖い糖尿病の合併症

 糖尿病だけで死に至ることはほとんどありませんが、病状が進行すると、失明や腎不全、足の壊疽による切断など、重い合併症を起こすことがあります。岩本教授は「全身を網羅するネットワークである血管が、ずっと高血糖の状態にさらされることによってボロボロになってしまうわけですから、その影響は頭の先からつま先まで、まさに全身に及ぶ」と言います。

 「血糖値が高いだけ」の状態なら、食事療法と運動療法で健康な状態に戻れる人が多いのですが、腎不全や重症の眼底出血を起こす段階に至ってしまうと、そこから引き返すことは困難です。そんな事態に陥らないためにも、糖尿病は早期発見・早期治療が非常に重要です。

糖尿病の年次推移 平成19年国民健康・栄養調査

糖尿病神経障害

糖尿病の合併症の中では一番早い段階で現れる。頻度も高く、発症10年で約7割の患者に起こる。手足のしびれや痛み、便秘、異常な発汗などが出て、進行すると足の組織が壊疽を起こし、切断が必要になるケースも。

糖尿病網膜症

個人差はあるが、糖尿病を発症してから5~10年で約5割、20年で約8割の人に現れる合併症で、成人の失明原因第一位となっている。網膜の血管がもろくなり、眼底出血を繰り返しながら視力が低下していき、失明に至る。

糖尿病腎症

高血糖状態が続くと、腎臓の毛細血管が傷つき、血液をろ過する働きが低下する。初期は尿にたんぱく質が出始め、やがて老廃物を排出できなくなり、最終的には腎不全を起こして人工透析を受けることになる。

東京女子医科大学教授 岩本 安彦氏

■ドクタープロフィール
東京女子医科大学教授 岩本 安彦氏
東京大学医学部卒業後、米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学、自治医科大学内分泌代謝科助教授を経て、1997年より東京女子医科大学第3内科主任教授、糖尿病センター長。日本糖尿病学会や日本成人病(生活習慣病)学会などで会長を歴任。専門書の他『糖尿病の食事療法・運動療法・薬物療法』(主婦の友社)など、一般向けの著書も多数ある。

インクレチンとは

食事に含まれる糖質や脂質に反応して腸管から血液中に分泌されるホルモンで、血中のインクレチン濃度が高まると、膵臓に作用して、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を必要な時に促進し、血糖をコントロールします。

万有製薬「インクレチン情報センター」開設!小冊子無料送付

万有製薬は2型糖尿病とインクレチンに関する正しい知識と情報を広く一般の方々に理解してもらうための資料請求窓口「インクレチン情報センター」を開設しました。一般の方々を対象に、糖尿病に関する基礎知識(疾患、合併症、診断、治療など)やインクレチンに関する解説を掲載した小冊子「糖尿病とインクレチン」を資料請求希望者の方へ無料でお送りいたします。お問い合わせは下記まで。

『インクレチン情報センター』
TEL:0120-077-279
受付時間:平日10時~17時(祝日・万有製薬の休日を除く)
期 間:2010年1月18日~12月24日(予定)

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