つなごう医療 中日メディカルサイト

ぐっすり Good Sleep

生活行動 再考の時代 
 この連載も最終回となった。いざ最終回となるといろんな思いがこみ上げ、書きにくいものだ。 あらためて思う。なぜ人は1日の4分の1もの時間を寝るか。間違いなく言えるのは、生活を営むにはそれだけの充電時間が必要ということだ。 文化の進展により、睡眠を妨害する因子が2つ出現した。世の中が24時間活動し、人は寝なくな…(2016年3月29日) 続きを読む
今も昔も悩ましい夜尿症 
 当病院の睡眠医療センターでは、寝ている間に起きうるすべての悩みを解決しようと頑張っている。中でも悩ましいのが夜尿症。いわゆるおねしょだ。 子どもの夜尿症は保護者が焦り過ぎている場合がある。「知人の子は早くからおむつが取れたのに、うちはまだ」と、5歳の子を連れて来た親がいた。一般的に小学生未満の場合、夜尿を病…(2016年3月22日) 続きを読む
めまいの背景に睡眠不足 
 睡眠医療センターの開設後、世間にこんなにも多くの睡眠不足患者がいること、何よりも睡眠不足の深刻さへの認識が薄いことに驚く。めまいや昼間に眠気を訴える患者を診察すると、睡眠不足が背景に隠れている場合がある。 実際のところ、現代人はなかなか必要な睡眠時間がとれない。特に受験を控える学生と、就職したばかりの社員は…(2016年3月15日) 続きを読む
睡眠中の酸素不足に注意 
 内耳の病気は治療が難しいものが多く、その一つが突発性難聴(突難)である。原因不明で、片方の耳が急に聞こえなくなる。多くの場合、治療しても経過は良くない。 原因の一つに酸素不足があると学者たちは考え、私が医者になった1980年代、全国で高圧酸素療法が行われた。高濃度の酸素を体に取り込んで細胞を活性化させる治療…(2016年3月8日) 続きを読む
「寝床仲間」が及ぼす影響 
 いつも睡眠の堅い話をしてきたが、今回は少し“色”のある話を。睡眠医療を始めたころ、受診する患者は中年のカップルが多いことに気付いた。女性が「相手の男性がいびきをかく」と訴えることが多いのだが、当の男性は自覚症状がないため、診察中は無言である。 さて、カルテに記載する際、この女性のことをどのように書くのだろう…(2016年3月1日) 続きを読む
病気だった?「眠れる美女」 
 一度寝ると、数日〜1週間以上眠り続けるクライン・レビン症候群という病気がある。世界的にも報告例が少なく、治療も難しい睡眠疾患の一つだ。脳の一部に異常が出て、一過性の障害が起きると考えられているが、詳しい原因は不明。薬物療法が治療の中心で、自然に治ることも多い。 現在、当施設にクライン・レビン症候群で遠方から…(2016年2月23日) 続きを読む
自然な眠りに導く新薬 
 不眠症のうち、睡眠中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」と、朝早くに目覚める「早朝覚醒」は老化現象の一つである。睡眠のリズムをつかさどるホルモンのメラトニンが不足し、代わりに、覚醒に導くホルモンのオレキシンが増えることが原因だ。 これらに対応するため、近年メラトニンを増やすラメルテオン、オレキシンを抑制する…(2016年2月9日) 続きを読む
遅く寝て治す入眠障害 
 不眠症は、寝つきにくい入眠障害▽夜中に目覚める▽朝早くに目覚める▽熟睡感がない−の4つに分けられる。とりわけ、入眠障害に悩む患者が最も多い。 近年の研究で、寝ようとして早く布団に入ると、逆に入眠障害になりやすいことが分かった。そのため睡眠の専門家は患者にはむしろ遅く寝ることを提唱している。 パブロフの犬の実…(2016年2月2日) 続きを読む
「無呼吸」治療 歯科も関与 
 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療には、寝るときに機械で空気を送るCPAP(シーパップ)というマスクを装着したり、耳鼻科の手術をしたりするが、歯科の役割は意外と知られていない。 鼻は呼吸をするため、口は食べるためにある。口で呼吸する人は健康的ではない。鼻の粘膜でつくられる一酸化窒素が肺の換気機能を高めること…(2016年1月26日) 続きを読む
40年で治療法次々と 
 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は1970年代に定義された比較的歴史の浅い疾患である。だが、約40年の間に次々と新しい治療法が確立されている。 最初は藤田史朗博士が咽頭の手術を開発し、80年代は治療の主流に。ただ、SASの根本的な原因は肥満などで空気の通り道の上気道が狭くなること。肥満を解決しないと、再発のおそ…(2016年1月19日) 続きを読む

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