つなごう医療 中日メディカルサイト

医人伝

ぜんそく治療に専心 東濃厚生病院 大林浩幸さん 写真
 「医者は、一生勉強だ」−父の言葉を、ずっと胸に刻んでいる。 同じぜんそくの専門医だった父。十三年前のある日、「浩幸ならどう診る」と末期の大腸がんが肺に転移したエックス線写真を渡された。「余命一年ぐらいかな−」と答えると「これは私のだ」。 それから二年あまり、父は病気に動じることなく仕事を続けた。病…(2010年2月23日) 続きを読む
アルコール医療に尽力 かすみがうらクリニック 猪野亜朗さん 写真
 「起きたらすぐ飲んでた? そうか目が覚めるのが引き金やったんやなあ」 人懐こい笑みを浮かべ、猪野亜朗医師は、断酒中の患者をねぎらった。三重県四日市市のかすみがうらクリニック(広藤秀雄院長)で、患者や家族向けに開いている例会。この日のテーマは「飲みたい欲求が起きる引き金」だった。「飲みたい気持ちは、十五分か三…(2010年2月16日) 続きを読む
小児救急に情熱を注ぐ 大同病院 水野美穂子さん 写真
 夜の救急センターには、さまざまな病気や症状の子どもがやってくる。肺炎、インフルエンザ、けいれん、おもちゃをのみ込んだかもしれない幼児−。 「お昼までは元気だったんですね、お母さん」。診察室の水野美穂子さんは、ゆったりした口調で、心配げな母親に語りかける。 近年は、軽症で救急にかかる「コンビニ受診」が問題とな…(2010年2月9日) 続きを読む
糖尿病治療に病診連携を 小松市民病院 吉本幸子さん 写真
 「一緒にいると、どちらが患者か分からないよね」 診察室に明るい笑い声。糖尿病の女性患者と、友達同士のようなおしゃべりが弾む。孫のお守、地元の大スター・松井秀喜選手のこと、旅行に行った思い出…。 「こうした雑談が大事です。その中で問題点を見つけていくのが、生活習慣病の医師です」 自覚症状が乏しく、ずるずると悪…(2010年2月2日) 続きを読む
救急と総合診療の未来に熱意 新城市民病院 宮道亮輔さん 写真
 病院の中央処置室で、宮道亮輔さんは、八十代の女性に大きな声で呼びかけた。「胸の音を聞かせてくださいね」。 デイサービス施設で突然失神し、救急車の中で意識を取り戻したばかり。われに返ったように、女性は背筋を伸ばし、笑みを浮かべた。 くも膜下出血の疑いもあり、脳内の画像撮影もしたが、時間がたっていて、はっきりし…(2010年1月26日) 続きを読む
排尿の悩みに向き合う 名古屋第一赤十字病院 加藤久美子さん 写真
 「まったく漏れない? ほんと! 良かったー」−尿失禁の術後一カ月の女性の回復に、真ん丸の目を細め、体を弾ませて祝福する。 「つらかったよねー」−子宮が下がる骨盤臓器脱の手術を控えた患者さんには表情をゆがめ、受診までの苦労をねぎらう。 患者の苦しみ、喜びをわがことのように受け止めて、加藤久美子さんの診察はいつ…(2010年1月19日) 続きを読む
小児がんの子どもに寄り添う 三重大付属病院 堀浩樹さん 写真
 回診中の病室で、少年(10)が突然、泣き出した。堀浩樹さんは穏やかに話し掛ける。「大丈夫だから。心配があったら何でも先生に相談して。我慢しないこと」。しばらくすると、少年は「分かった」と涙をふいた。 「すごく我慢する子なんです。よほど不安を抑えていたんですね」。病室を出ると教えてくれた。「涙で発散できる時も…(2010年1月12日) 続きを読む
在宅医療に情熱を注ぐ あいち診療所野並 岡崎嘉樹さん 写真
 「はい、胸の音聞くよー」。岡崎嘉樹さんは、ベッドの青年(33)に聴診器を当てた。筋ジストロフィーで寝たきり。人工呼吸器と胃に栄養を送るチューブでつなぎ留めた命を、両親が懸命の介護で支えている。お母さんは痰(たん)の吸引に追われ、消毒液の手荒れが痛々しい。スキンケアのアドバイスを交えて二十分近く雑談し、ベッド…(2010年1月5日) 続きを読む

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